ゴールデンカムイとは!?あらすじ・魅力を徹底解説!
ゴールデンカムイとは!?あらすじ・魅力を徹底解説!
ヤングジャンプで2014年8月から大人気連載中の『ゴールデンカムイ』という漫画はどのような漫画なのでしょうか!?このページでは『ゴールデンカムイ』のあらすじや魅力について徹底的に解説していきます!
戦死した親友・寅次の「妻の梅子の眼病を治してやりたい」という願いを叶えるため、一攫千金を夢見て北海道の地を踏み砂金を採っていた。
1.作品紹介
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルによる漫画で、明治末期の北海道を舞台にした珍しい作品であり、あまり知られてこなかった開発途上の北海道史を垣間見ることが出来ます!
数々のアイヌ文献と取材、監修に基づいてその風習や文化が細やかに描写されており、独特の食文化からなるグルメ(ジビエ)レポートも見所。
アイヌが残した八万円(現代の価値で約8億円)の金塊を巡り、複数の勢力と自然の猛威と獣が入り乱れ、金塊のありかを示したといわれる「刺青」を持つ脱獄囚との生存競争が繰り広げられます。
担当編集者の大熊八甲氏は、この作品を「和風闇鍋ウエスタン」と称しており、要素ごとに色々な楽しみ方ができるとインタビューで語っている。また、作者の野田サトルはこの漫画について、「男根の細い、どこに入れたらいいか思い悩むような 中性的で弱い男たちの時代は終わりです。全裸のたくましい男たちが刺青人皮を奪いあう。蘇民祭でいうところの麻袋です。ゴールデンカムイ=蘇民祭です。」と述べています。
これだけでも今までに類を見ない。独特な漫画だという事がわかりますね!
2014年に「ヤングジャンプ」で連載が開始され、17巻(2019年5月現在)まで刊行されています!
2015年度の「コミックナタリー大賞」で第2位、2016年の「このマンガがすごい!2016」ではオトコ編第2位、そして「マンガ大賞2016」では大賞を受賞するというとても高い評価を受けている作品でもあります!
なんとアニメ化までされており、2018年4月に第1期、10月に第2期のアニメ放映が開始されています!
2.ストーリー
公式サイト(https://youngjump.jp/goldenkamuy/)より
日露戦争最大の激戦地203高地を生き延びた元陸軍人・杉元佐一は、戦死した親友の願いを叶えるため、大金を求めてかつてゴールドラッシュにわいた北海道で砂金を集める生活をしていた。
しかし、ひょんなことから杉元はアイヌが残し、今は網走刑務所に収監されている囚人「のっぺらぼう」が奪って隠したという金塊の情報を得る。
金塊の隠し場所は網走刑務所を脱獄した囚人たちに刺青の形で託されており、杉元はアイヌの少女・アシリパの協力を得て、囚人たちの入れ墨を集め始める。
しかし、入れ墨を狙っているのは杉本達だけではなかった。入れ墨を巡った埋蔵金獲得レースが今ここに幕を上げる!
メインキャラクター紹介
これからメインキャラクターを紹介していきたいと思います!
『ゴールデンカムイ』には魅力的なキャラクターがたくさん登場するのでできれば全員の紹介をしたいのですが、さすがに紹介しきれないので、残念ながら話に大きく関わってくるメインキャラクターだけを紹介することにします…
しかし、これからストーリーを語っていく中で、今回紹介できなかったキャラクターについても登場次第、紹介していきたいと思います!
1.コイツが主人公!元軍人の「杉本佐一」
帝国陸軍東京第一師団に所属していた元歩兵。日露戦争で鬼神のような戦いを繰り広げ、瀕死の重傷を負っても決して死なずに生き延びたことから「不死身の杉元」と呼ばれている。
戦死した親友・寅次の「妻の梅子の眼病を治してやりたい」という願いを叶えるため、一攫千金を夢見て北海道の地を踏み砂金を採っていた。
軍医でさえ諦めるような傷でも一晩経てば治ってしまうという超人的な回復能力を持つ。また、顔には大きな傷跡が何本も走っており、全身にも多数の傷跡が残っている。
気さくで義理人情に厚く、敵だと判明するまではとても優しいが、敵と見なした相手には一転して非情になり躊躇なく殺害する。 物事をすぐ暴力で解決しようとする悪癖があり、アシリパからも度々窘められている。
一巻表紙の彼が「杉本佐一」(すぎもとさいち)です!
上記の通り、超人的な回復力と鋼の意志を持った元兵士で、アシリパさんと一緒に金塊を追い求めます!
普段はノリがよくて気のいい兄ちゃんといった様子なのですが、いざ戦闘となれば鬼神のごとき力を発揮し、躊躇なく敵の命を奪います…
そんな彼の日常の楽しげな様子や、戦闘時の変わりっぷりから目が離せません!
2.ヒロイン?ギャグキャラ?アイヌの少女「アシリパ」
杉元が出会ったアイヌの少女。
名前の「アシリパ」は「新年」「未来」を意味するアイヌ語であり、自分のことを「新しい時代のアイヌの女」と呼ぶ。
父親に従って山に入ることが多かったため、猟や山に関しての知識・経験は深いが、縫い物・織物はできず、風習として口や手に施す入墨も入れていない。そのため、山の中で動物の糞を見かけてはしゃいだり、「ストゥ」と呼ばれる制裁棒をやたらと振り回す場面が多く見受けられる。
父親に従って山に入ることが多かったため、猟や山に関しての知識・経験は深いが、縫い物・織物はできず、風習として口や手に施す入墨も入れていない。そのため、山の中で動物の糞を見かけてはしゃいだり、「ストゥ」と呼ばれる制裁棒をやたらと振り回す場面が多く見受けられる。
杉元の相棒として時にサポートし、時に彼を導いて行く。
二巻表紙の彼女こそが新機軸なヒロイン(?)「アシリパ」さんです!
最初はクールな印象の美少女という感じだったのですが巻を重ねる度に……印象が変わります(オブラートに包んだ表現)
第三者的な視点でみれば彼女は読者へのアイヌ文化の案内者であり、彼女がアイヌの衣・食・住を紹介するというスタイルがとられている。(作中でも杉本らにアイヌ文化を体験させている)
しかし、彼女もまた幼く、導き手ではなく「協力者」であるため、杉本達とお互いを支え合いながら北の大地を旅していきます。
彼女の口から解説される北海道の雄大な自然や、アイヌの生活・食べ物…それらの多くが私たちに驚きと楽しみを与えてくれるでしょう…
3.頼れる(?)仲間!脱獄王「白石由竹」
「脱獄王」の異名をとる天才脱獄犯。杉元が求める埋蔵金のありかを示す刺青を持つ囚人の一人。戦闘能力は皆無だが、自分で関節を外してはめなおせる特異体質に加え、狭い所でも出入りできる身体能力、高いコミュニケーション能力などは間諜として優秀。しかし、ポカミスで自分から窮地に飛び込んでしまうことも…
賭け事や女の子が大好き。
九巻表紙のコイツが脱糞王脱獄王「白石由竹」(しらいしよしたけ)。
イマイチ頼りになるんだかならないんだかよくわからないキャラクター。しかし、脱獄王の異名は決して飾りではなく、数々の監獄を脱獄してきた脱獄のプロなのです!(もっとも脱獄してはすぐに捕まることもよくあるのだが…)
最初は敵として登場したのですが、杉本達の仲間となり、調子に乗ったり足を引っ張ったり、散財したりして華麗な(?)活躍を見せてくれます!
しかし、締めるところはしっかりと締めており、なくてはならない存在となっています。
4.あの剣豪が生きていた!?鬼の副長「土方歳三」
入れ墨を彫られたが故に入れ墨をもとめる脱獄囚のリーダー的存在。函館戦争を密かに生き延びていた元新撰組の「鬼の副長」。
齢70を迎えていながらも屯田兵や荒くれ者を簡単に切り伏せる等、その腕前は衰えていない。
元新撰組の同士「永倉新八」や不敗の柔道家「牛山辰馬」らと共にある目的の為に埋蔵金を追い求める。
三巻表紙のイケメン爺があの有名な「土方歳三」(ひじかたとしぞう)です!
函館戦争で戦死したとされていますが、今作では戦死は衆目を欺く偽装とされ、生き延びた土方が密かに網走刑務所に収監されていたという事になっています。
彼も入れ墨の囚人の1人で、入れ墨の意味を知っているからこそ彼の目的の為に埋蔵金を追い求めます。
魅力は何と言ってもその強さでしょう!
表紙にもある通り、愛刀「和泉守兼定」とライフルを両手にそれぞれ持ち、向かいくる敵も逃げる敵も隠れる敵もばっさばっさと斬り伏せていきます!
ただ強いだけではなく圧倒的な人生経験から頭のキレも尋常ではなく、まさに「強キャラ爺」を体現するお人でしょう!
5.変人を超えた変人!情報将校「鶴見中尉」
帝国陸軍第七師団第27聯隊に属する歩兵小隊の中尉。
莫大な資金が必要となるある計画を企てており、、その資金となりえる埋蔵金を狙い杉元・土方らと対立する。
その際砲弾で前頭部の頭蓋骨と前頭葉の一部を失い、プレートのようなもので覆い隠している。
情報将校出身で上官からは一目置かれるどころか危険視すらされていた切れ者で、感情の起伏が激しい不気味な男。しかしそのカリスマ性から彼に心酔する部下は多い。
四巻表紙の胡散臭いオッサンが本作屈指の変人「鶴見中尉」(つるみ)です!
旭川に本部を置く大日本帝国陸軍第七師団(屯田兵を前身とした北の守りを勤める精鋭部隊で、日露戦争では多大な犠牲を払いながらも勝利に貢献した。)を率いており、額のプレートの隙間から変な汁が時々漏れる。
奇人変人ぞろいの今作ですが、その中でも彼は群を抜いてぶっ飛んでおり、奇怪な言動を繰り広げます!しかし、彼の部下は非常に忠誠心と戦闘力の高い者ばかりであり、鶴見中尉の才覚やカリスマ性といったものがとても高いことがわかるでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?このページで「ゴールデンカムイ」の魅力が少しでも伝わればいいなと思います!
これからは一巻ごとにストーリーの解説などを行っていきたいと思います!(あくまで予定なので範囲が広がったり狭まったりするかもしれませんが…)
「ゴールデンカムイ」をまだ読んだことが無いという人や、もうすでにファンだという人も楽しめるような記事を書いていきたいです!
他の漫画の記事も織り交ぜながら毎日更新するので是非是非毎日確認してやってくださいm(_ _)m
それでは~ノシ
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