【ネタバレ注意】ゴールデンカムイ第一巻徹底解説!(前編)
【ネタバレ注意】ゴールデンカムイ第一巻徹底解説!(前編)
皆さんこんにちは!いきなり「ゴールデンカムイ」第一巻の解説に入っちゃいますよ!
この記事はネタバレ要素がたくさん含まれているため「ネタバレしてほしくないよ~」って人がいたらブラウザバックしてくださいね!
ガバガバな部分もあると思いますがよろしくお願いします!
まだこの段階では金塊を巡った争いというのはまだ始まってもいませんが、自然との闘争はすでに起こっています。
・元兵士「不死身の杉本」は金が欲しい!
・脱獄囚の入れ墨が埋蔵金のありかを示す!
・謎のアイヌ美少女「アシリパ」さんは協力者!?
・ヒグマは執念深いぞ!
皆さんこんにちは!いきなり「ゴールデンカムイ」第一巻の解説に入っちゃいますよ!
この記事はネタバレ要素がたくさん含まれているため「ネタバレしてほしくないよ~」って人がいたらブラウザバックしてくださいね!
ガバガバな部分もあると思いますがよろしくお願いします!
あらすじと解説
1.第一話「不死身の杉本」
1.あらすじ
まず物語は主人公:杉本佐一の日露戦争の白昼夢めいた回想から始まります
日露戦争とは…1904~05年に起きた朝鮮および満州の支配権をめぐる対立から発生した日本・ロシア間の軍事衝突
そこでは杉本が負傷しながらも勇猛に戦っており、まさに不死身といった様子が描かれています
しかし、現実の杉本は砂金堀りの真っ最中!酔っぱらいの呼びかけで現実に引き戻されます
酔っぱらいは「不死身の杉本」の逸話を知っており、杉本に対し気さくに話しかけます
次第に酔いも回り、舌が軽くなった酔っぱらいは、とあるアイヌの男が他のアイヌの仲間を皆殺しにし、八萬円(現代の貨幣価値に換算すると約八億円)分の金塊をどこかに隠したという話をします
しかし、アイヌの男は逮捕され、金塊の隠し場所を伝える手段が無くなります。
そして男が思いついた手段というのが他の囚人たちの体に暗号化した金塊のありかを示した地図を入れ墨として掘るというものでした
杉本は一笑に付し、たき火の前でまどろみはじめますが酔っぱらいの様子が豹変します。銃を構え杉本に突き付けますが、あえなく銃を奪われ森の奥に逃走します
その様子から「先ほどの与太話はひょっとして本当のことではないか」と考えた杉本は再び男に襲われることを警戒し、森の奥へと男を追いかけます
しかし、杉本が目にしたものは土の中に埋められた男の死体でした
杉本が死体を掘り返すと、先ほどの話を裏付けるように男の体には風変りな入れ墨が彫られていました
直後に杉元はヒグマに襲われ、窮地をアイヌの少女・アシㇼパに救われます
2.解説
以上が一話のあらすじです……
いや~長い!すっごい長いです!
そして内容も濃いし重要な設定も出てきてます
まず主人公の「不死身の杉本」!前回の記事でも解説しましたが、元陸軍の兵士で、戦死した親友・寅次の「妻の梅子の眼病を治してやりたい」という願いを叶えるため、一攫千金を夢見て北海道で砂金を採っていました!
ゴールデンカムイ第一巻より |
親友の奥さんの為に頑張れる杉本は優しい男ですね…まぁいろいろな事情があるんですけれど
そして杉本に話しかけてきた酔っぱらい、コイツは入れ墨を彫られた脱獄囚です!なのでアイヌの金塊の話を知っていたんですね
うっかり口を滑らせてしまったので杉本を口封じしようとしますが、そこは「不死身の杉本」、あっさりと銃を奪い、酔っぱらいを退散させます。
しかし森の奥で酔っぱらいは地面に埋められていました…
ゴールデンカムイ第一巻より |
これはヒグマの食べきれない獲物は地中に埋めておいて後から食べるという習性によるもので、酔っぱらいは杉本ではなくヒグマに殺されたんですね、南無
酔っぱらいの死体を掘りおこした杉本は死体に入れ墨が彫られていることを発見し、先ほどの話が事実であったことを確信します
ゴールデンカムイ第一巻より |
すこし後のことになりますが、アシリパさんがこの刺青の解読の仕方を教えてくれます
それは皮を剥いで一枚の地図の様にすることです
ゴールデンカムイ第一巻より |
↑ということですね
つまり脱獄囚を殺す前提で入れ墨を彫っていたんですね
話は戻りますが杉本は全く成果の出ない砂金採りからアイヌの金塊探しに路線変更します
「ゴールデンカムイ」という物語がここから動き出していくわけですね
そして突如あらわれるヒグマ!明るい未来の希望から冷たい現実の絶望へと叩き落される杉本ですがここで我らがヒロイン(?)アシリパさん登場!
ゴールデンカムイ第一巻より |
ヒグマを見事仕留め、杉本の窮地を救います。
しかし、仕留めたヒグマは酔っぱらいを殺したヒグマとは別の個体で、まだ危機は去ったわけではないという事が判明します!
ヒグマは自分の所有物に対する執着心も強いので、当然獲物=酔っぱらいの死体を取り返しに来ることでしょう
そのヒグマを返り討ちにすることを決意して一話が終了します
ゴールデンカムイ第一巻より |
めちゃくちゃ面白いですね!
まだこの段階では金塊を巡った争いというのはまだ始まってもいませんが、自然との闘争はすでに起こっています。
「ゴールデンカムイ」の特徴的なところは二種類の戦いが並行して描かれているところだと考えています
それは人間同士が引き起こす争いと偶発的に起きる自然との闘いです
人間の意志を全く無視して自然の脅威は横っ面を殴りぬいてきます
「ゴールデンカムイ」は人との争いと自然との闘いだけでなく、戦いの場にいない兵士たちや自然の中での生活など、いくつもの要素が絡み合っており、独特の世界観が醸し出されています
話が逸れましたが第一話は金塊争奪戦に足を踏み入れた杉本、謎のアイヌ美少女アシリパさん、襲いくるヒグマが登場し、まさに「ゴールデンカムイ」の真面目な要点を抽出したかのような内容でした
これから杉本達はどうなっていくのか?金塊を求める他の勢力はどう関わってくるのか?目が離せませんね!
3.要点まとめ
・元兵士「不死身の杉本」は金が欲しい!・脱獄囚の入れ墨が埋蔵金のありかを示す!
・謎のアイヌ美少女「アシリパ」さんは協力者!?
・ヒグマは執念深いぞ!
2.第二話「ウェンカムイ」
1.あらすじ
焚火をたいてヒグマを迎え撃とうとする杉本とアシリパ
しかし薪を用意しようとした瞬間、ヒグマが襲来する
やられたかのように見えた杉本だがヒグマの腹にしがみつき一命を取り留める
アシリパは額に矢を射かけるが、ヒグマの額は分厚く、弾かれてしまう
アシリパへ突撃するヒグマ
絶対絶命に思えたが、襲いかかる寸前に白い狼がヒグマを攻撃し、怯ませる
杉本がヒグマを銃剣で刺し、ヒグマを殺す
ヒグマを解体する杉本とアシリパ、改めてアシリパが身の上話をし
杉本が金塊探しにアシリパを誘う
2.解説
第一話よりはあっさりでしたね
タイトルになっている「ウェンカムイ」とはアイヌの言葉で「悪い神」という意味で、特定の神格が存在しているわけではなく、人間に仇なす存在は全てウェンカムイであり、自然界に無数に存在していると考えられています。
(「ウェン」(悪い)+「カムイ」(神)という組み合わせで、「ゴールデンカムイ」は(黄金の神)という意味になりますね)
つまりタイトルの「ウェンカムイ」は今回倒した酔っぱらいを殺したヒグマのことを指しています
アシリパさんの詳しい身の上話がありましたね
実は第一話でも少しだけアシリパさんの過去に触れる部分があったのですが、今回まとめて解説させていただくことにしました。
アシリパさんのお父さんを含めた7人のアイヌの男達が5年前金塊の隠し場所を移動させてる道中に、その中の一人が裏切り、アイヌの男たちを皆殺しにして金塊を独り占めしたという事ですね
つまりアシリパさんのお父さんの仇=金塊を隠した男であり、杉本はアシリパさんに仇を討つように誘導します
ゴールデンカムイ第一巻より |
↑悪そうな顔してますよコイツ
こうして二人は随分とビジネスライクなコンビ結成となったんですね
こうして二人の旅は始まります。既読の方はわかると思いますがものすごくシリアスにやってますね。話が進むにつれてギャグ要素がどんどん増えてくる(変人が増えてくるとも言える)のでそちらが楽しみという方はもうしばらくお待ちください
3.要点まとめ
・ヒグマの討伐完了!
・「ウェンカムイ」=悪い神!
・金塊を奪った男はアシリパさんのお父さんの仇!
・コンビ結成!金塊探しスタート!
3.第三話「罠」
1.あらすじ
刺青を入れた脱獄囚の情報を集めるため小樽へ向かう杉本達
道中リスがいた痕跡を見つけ、捕えるために「くくり罠」を仕掛ける
小樽で刺青の脱獄囚の情報は得られなかったが、杉本達と同じく刺青の脱獄囚のことを探している男の情報を得ることに成功する
森へ戻る杉本とアシリパ。そのあとを一人の男が後をつける。
しかし杉本達の仕掛けた人間用のサイズの「くくり罠」に引っかかってしまう
露わになる暗号の入れ墨、男は脱獄囚だった
森へ戻る杉本とアシリパ。そのあとを一人の男が後をつける。
しかし杉本達の仕掛けた人間用のサイズの「くくり罠」に引っかかってしまう
露わになる暗号の入れ墨、男は脱獄囚だった
2.解説
敵と初遭遇ですね!第三話は血なまぐさいシーンがあまりなかったので物足りなく感じるバーサーカーな読者もいるかもしれませんが(笑)「ゴールデンカムイ」らしさというものは存分に発揮されています
まず冒頭にある動物とその捕まえ方の解説!
「ゴールデンカムイ」では北海道の雄大な自然とそれらにアイヌの人たちがどう関わってくるかが緻密に描かれています
今回はエゾリスについてでしたね。アイヌの人たちはエゾリスの生態を利用した「くくり罠」を利用してエゾリスを捕まえています
小樽へ行った杉本とアシリパさん。二手に分かれてそれぞれ情報収集します
少々ToLOVEるもありましたが、有力情報をゲット!いったん森に戻ります
しかし二人の後をつける怪しい人影…
まぁ罠に引っかかるんですがね
第三話の解説はこんなものでしょうか物語がどんどん動いて行って気持ちがいいですね!
アシリパさんがアイヌのことを杉本(と読者)に教え、力が必要な場面では杉本が受け持つという関係が既にできあがっています
どんどん進んでいくストーリー!
第四話も目が離せませんね!
明日は中編の記事を公開したいと思います
お楽しみに!
まず冒頭にある動物とその捕まえ方の解説!
「ゴールデンカムイ」では北海道の雄大な自然とそれらにアイヌの人たちがどう関わってくるかが緻密に描かれています
今回はエゾリスについてでしたね。アイヌの人たちはエゾリスの生態を利用した「くくり罠」を利用してエゾリスを捕まえています
ゴールデンカムイ第一巻より |
↑頑張れば自分でも作れそうですね
小樽へ行った杉本とアシリパさん。二手に分かれてそれぞれ情報収集します
ゴールデンカムイ第一巻より |
↑皆さんお待ちかねセクシーシーンもあります
ゴールデンカムイ第一巻より |
↑ピンチに陥る場面も
少々ToLOVEるもありましたが、有力情報をゲット!いったん森に戻ります
しかし二人の後をつける怪しい人影…
ゴールデンカムイ第一巻より |
ゴールデンカムイ第一巻より |
第三話の解説はこんなものでしょうか物語がどんどん動いて行って気持ちがいいですね!
アシリパさんがアイヌのことを杉本(と読者)に教え、力が必要な場面では杉本が受け持つという関係が既にできあがっています
どんどん進んでいくストーリー!
第四話も目が離せませんね!
3.要点まとめ
・エゾリスの通り道だ!トラップ設置!
・小樽で情報収集
・第一脱獄囚発見&確保!
最後に
今回はここまでとさせていただきます明日は中編の記事を公開したいと思います
お楽しみに!
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